千葉大学大学院理学研究科附属 膜タンパク質研究センター

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耐熱化予測技術

統計熱力学計算に基づく膜たんぱく質の理論的耐熱化法(エントロピー基盤法)

膜タンパク質は一般に不安定であり、大量に調製することが困難です。特定のアミノ酸残基を他のアミノ酸に置換することにより膜タンパク質を熱安定化できることが知られていますが、それを実験で発見するのは非常に大変です。私たちは「生体膜を形成するリン脂質の炭化水素鎖の並進配置エントロピーが膜タンパク質の熱安定性を決定づける最も重要な因子である」という新しい考えに基づき、アミノ酸をどう改変すれば熱安定化できるのかを液体の熱統計力学理論を用いて短時間で予測する技術(エントロピー基盤法)を開発しました。

理論予測と進化工学的手法の融合による耐熱化技術

予測技術と進化工学的手法と融合させることで、より効率的に安定化変異体を取得する方法の開発を行っています。

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