千葉大学大学院理学研究科附属 膜タンパク質研究センター

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膜タンパク質研究センターについて

本センターの目的

膜タンパク質は、ゲノムにコードされる全タンパク質の30%を占め、シグナル伝達、物質輸送、生体エネルギー産生・変換などの細胞機能において重要な役割を果たしています。また同時に、市販の医薬品の60%程度が膜タンパク質に作用することから、創薬においても重要なターゲットとして知られています。しかし、膜タンパク質の多くは安定性が低いためにその取扱が難しく、研究開発のボトルネックになっていました。私たちは長年にわたり膜タンパク質に焦点を当て、上記問題を克服する研究基盤技術(Key 1-5)を開発してきました。

  • Key 1 膜タンパク質の耐熱化予測技術
  • Key 2 膜タンパク質のオンカラム精製技術
  • Key 3 膜タンパク質に対する結合化合物のスクリーニング技術
  • Key 4 膜タンパク質に対する機能性抗体の作製技術
  • Key 5 膜タンパク質の立体構造解析技術

本センターでは、先端的な膜タンパク質研究を上記技術にて支援する拠点として、学際的研究と産学連携の融合による医薬品分野、アグリバイオ分野、クリーンエネルギー分野等の新たな研究開発を促進するとともに、産学官の研究者のネットワーク構築、人材育成を行うことを目指します。

活動内容

本センターは、前条の目的を達成するため、以下の研究開発を実施します。

  1. 産学連携による膜タンパク質の先端的研究開発に関すること。
  2. 膜タンパク質の計算科学的手法による構造・機能予測に関すること。
  3. 研究者のネットワーク構築、人材育成に関すること。
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