量子生命科学コース 国立大学法人千葉大学 大学院融合理工学府 先進理化学専攻

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コース紹介

量子生命科学コースに関して

量子生命科学コースは、千葉大学大学院理学研究院(膜タンパク質研究センター)と量子科学技術研究開発機構(量子生命科学研究所)との官学連携により、生命科学と医療・創薬に飛躍的発展をもたらす「量子生命科学」を基軸とした健康・長寿社会の実現させる人材育成を目的として令和4年度に新設されました。

本コースでは最新の量子技術と医学、薬学、生命科学、情報科学に関する幅広い知識を習得し、「量子生命科学」という新しい研究分野を自ら開拓する情熱を持つ学生を求めています。理学・工学・薬学・医学等の幅広いバックグラウンドを持つ学生を募集しております。

コースの教育プログラムの特徴

博士前期課程では、最新の量子技術と医学・薬学・生命科学・情報科学に関する幅広い知識の習得と基礎力を養成するため、量子センサー特論、量子神経科学、量子再生医工学、代謝診断治療学、量子認知脳科学、量子生命情報科学、量子生命計算科学、計算構造生命科学特論、物質変換特論、量子構造生物学、組織微細構造論、生体分子計測学特論、タンパク質機能学、抗体工学特論、 放射光電子物性生命科学、基礎有機化学、生化学特論などの授業が開講されています。これらの専門的基礎科目の理解の上に立ち、各教育研究領域を深く学ぶことを目的として、特別演習Ⅰ、特別研究Ⅰを必修科目として履修します。博士後期課程では、複数の領域における専門的な基盤を習得できるように、博士前期課程との共通科目を選択科目として設定しています。さらに、専門的な習熟度を高める目的で、他の専門科目を選択して履修します。

養成する人材像、進路等

最新の量子技術と医学・薬学・生命科学・情報科学に関する幅広い知識を習得し、量子生命科学分野において戦略的なイノベーションを創出できる人材の育成を目指します。

学位授与の方針

博士前期課程

「自由・自立の精神」
量子生命科学研究者および高度な専門職業人を目指す人材として、最新の量子技術と医学・薬 学・生命科学・情報科学に関する幅広い知識を習得できる。習得した知識と思考法を活用して、課 題に対して主体的に行動できる。

「地球規模的な視点からの社会とのかかわりあい」
量子生命科学に関する専門知識と地球規模的な視点からの柔軟な思考能力やコミュニケーション能力を習得し、人類の健康・長寿社会の実現に貢献することができる。

「専門的な知識・技術・技能」
最新の量子技術と生命科学の融合と応用に関する幅広い専門性を習得し、量子生命科学分野において戦略的なイノベーションの創出に貢献することができる。

「高い問題解決能力」
生命科学の諸問題に対処するための課題の分析、仮説の提案、および理論やモデルの実践的検証 に必要な企画開発力を有する。量子生命科学を中心とした高度な専門的知識・技術・技能を要する課題を、他者と共有・協力して解決することができる。

博士後期課程

「自由・自立の精神」
量子生命科学に関する研究教育機関の中核を担う研究者もしくは大学教員を目指す人材として、深い専門性と高度な問題解決能力を身につけており、自ら研究課題を設定し、主体的に研究活動を行うことができる。

「地球規模的な視点からの社会とのかかわりあい」
地球規模的な視点からの柔軟な思考能力やコミュニケーション能力と深い専門性や高度な問題解決能力に基づき、人類の健康・長寿社会の実現のための課題と解決策を立案することができる。得られた成果を学際的・国際的に発信し、社会に還元することができる。

「専門的な知識・技術・技能」
量子技術と生命科学の往還から独創的な研究・開発を自立して推進し、量子生命科学分野において戦略的なイノベーションを創出することができる。

「高い問題解決能力」
   量子技術の医学・生命科学展開から社会実装への実現までを見据え、新しい量子技術や生命の量子的な取り扱いを提案し、生命科学の新領域を創造する企画開発力を有する。提案した企画や生命科学の諸問題に関して、他者と共有・協力して解決することができる。

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